道の小話

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08.高崎市の道路元標

パルマノ君高崎市の道に関していろいろと。

道路元標とは

道路元標といえば、東京日本橋に埋め込まれたものが有名です。こういったものは日本橋だけでなく全国にあります。

大正8年の道路法制定に伴う施行令に基づき、当時の各市町村に一個設置すると決められました。この背景には、国土整備としての全国的な国道整備を急速に行う必要があったことがあります。道路元標の設置により、その市町村を起点または終点とする場合は全て道路元標を基準とするようになりました。

国道などの案内板にある「日本橋15km」とかの基準点。つまり、高崎の場合は「高崎○○km」の基準点なのです。

道路元標の大きさは、高さ60cm、幅・奥行きは25cmと決められていました。

現在ではバイパスや新道の整備により、道路元標のある地点に国道が通ってなかったりする場合が多々あります。また、綺麗な形で保存されていなかったり、撤去されてしまったりするものもあるようです。

どこにあるの?

下の写真が高崎市の道路元標です。

連雀町の道路元標(場所:高崎市連雀町 「地図(MapionBB)」)

連雀町には現在、国道が通っていません。現在高崎の中心街を南北に貫く通称「田町通り」はかつて賑やかな中山道でした。その後、市街地を回り込むように国道17号が完成し、市街地区間は県道へと格下げになったのです。

高崎市の道路元標はここだけではなくて倉賀野にもあります。

倉賀野町の道路元標(場所:高崎市倉賀野町 「地図(MapionBB)」)

こちらの方が古そうですが、できた時期は同じです。やはりこちらもかつては中山道の倉賀野宿でした。現在は線路の反対側に国道17号の倉賀野バイパスが通っています。

高崎市には現在、上記二箇所しか残っていません。

混雑する道

ここからはおまけみたいなものです。

高崎市の道路で朝夕のみならず常時混雑してるポイントを紹介します。混雑箇所は下の地図をご覧ください。

混雑箇所

赤い矢印が目立つ混雑箇所です。線路を越えるための東西交通が混む傾向にあります。

因みに市内では、工事とかを除けば混雑はしますが渋滞とかはほとんどないんです。通勤・帰宅時間には幹線道路はどこもかしこも混んでます。

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