矢木沢ダムを紹介します。
矢木沢ダムは群馬県利根郡水上町の山中にあり、関東の水瓶である。水資源機構が管理している。
このダムは、利根川の最上流部に位置するダムで、背後に広がる奥利根湖を形成している。ダムは様々な用途を有しており、その中でも特に主要な用途が各種用水と発電である。
関東地域の水瓶としての役割は大きく、このダムをはじめとして利根川水系全体で関東の上水道用水、工業用水、農業用水を確保している。また、東京電力が発電を行い、その送電線は関東平野へと延びている。近くには東京電力のTEPCO電源PR館・須田貝がある。
綺麗な弧を描いたダムの天端部分。
ダムの管理は独立行政法人「水資源機構」。少し前まで水資源開発公団だったが、一昨年に独立行政法人化。この付近では、矢木沢ダムの近くの「ならまたダム」も管理している。
発電所。巨大な水資源であると同時に、巨大な電源でもある。上部に発電所全体を撮影するための監視カメラが設置されていた。
この送電線は関東平野へと続いている。
写真の右側の建物がダム管理施設。弧を描いた屋根をしている建物が矢木沢ダム資料室(ネイチャービュー矢木沢)。左のコンクリートの物体は水門。
管理施設などの建物とダムの大きさを比べると、ダム堤体がいかに巨大かがわかる。
水門から続く導流部。この日は水の流れを見ることはできなかったんだけど、是非一度、水が流れている姿を見てみたい。
矢木沢ダム資料室付近よりダム堤体を眺める。貯水率は90%以上あるように見える。この分なら水不足は心配なさそう。
奥利根湖。これより奥には道路などが設置されていない。水資源を守るため、写真で確認できる森林には開発の手は及んでいない。様々な省庁が幾重にも折り重なるように管理している。
関越自動車道水上ICより国道291号線を北上し、湯檜曽駅手前のY字分岐点で県道63号に入る。その後、道なりに20分ほど進み、TEPCO電源PR館の看板が見えたらそこを左に入る(細い道なので注意)。案内に沿って進み、TEPCO電源PR館を右手に通り過ぎると管理用ゲートがある。ここでしっかりと注意事項の看板を読んでから、進入。あとは、綺麗に舗装された道を15分ほど進むと矢木沢ダムにたどり着く。
詳しくは下記サイトをご覧ください。
→水資源機構 矢木沢ダム:http://www.water.go.jp/kanto/numata/html/yagisawa/index.html