”草津温泉の強酸性の水を中和させたときにできる沈殿物を沈殿させる”ための品木ダムと上州湯ノ湖を紹介します。
品木ダムに注ぐ湯川、谷沢川、大沢川の水は、生物のすめない酸性の水である。特に湯川は酸性の温泉として知られている草津温泉の湯が流れる川である。
このダムはその水質を改善させるため役割を担っている。このダムより上流の湯川、谷沢川、大沢川では、石灰ミルクを流し込んで水を中和させている。しかしその過程で化学反応がおき、沈殿物が生成される。このダムはその沈殿物を沈殿させ、浚渫するためのダムである。
上澄みの水は農業用水や発電用としても利用される。
上州湯ノ湖。草津白根山の湯釜と同じ色。かすかに硫黄のにおいもした。
天端部分は水門を避けるようにつくられた道路になっている。
水門から眺めた洪水吐。コンクリートの色が変わってるのは、わずかに残った酸による化学反応か?
ダムの右岸にあった施設。だいぶ年季の入った建物に見える。
ちょうど、浚渫作業をしてた。
関越自動車道渋川伊香保IC→国道17号線北上→国道353号線西進→国道145号線西進→国道292号線北上→途中を右折し10分ほどで到着する