2006年2月の四国旅行記です。
単独で長期ドライブ旅行するときは…
一、ガソリン代はケチらない!
一、貧乏けちけちドライブでも昼間の移動は迷わず高速道路!
一、長距離移動は夜間の一般道!
一、随所随所で時間と距離を記録しておく!
一、道の駅と温泉は上手に使うべし!
特に、4番目の時間と距離の記録は、後で見たときに旅の思い出になるのでおすすめ。
このページでは以上のことを皆様に伝えたかったのです。後のはおまけ(笑。
出発は日付が変わってすぐの0時15分です。前日の日記に書いたんですが、21日はゼミが結構かかっちゃって、しかも夕食をゼミ生で食べに行ってたりと、意外と帰りが遅くなっちゃったんです。そのあと、急いで準備して出発したら、日付が変わってこの時間でした。
目的地は名古屋。基本的に一般道です。国道254号で長野県へ入り、ひたすらドライブです。国道18号と違って交通量が格段に少ないので走りやすいんです。県境の内山隧道付近では、道路の脇に雪が積もってました。でもそれは標高が高いからで、長野県に入るとすぐに乾いた路面になりました。
その後もひた走り、道の駅で一旦休憩を入れた後、塩尻の街を過ぎたあたりの国道19号沿いにあるドライブインみたいなところで疲れと眠気が限界に到達し、そのまま就寝。この時点で、深夜3時52分、走行距離170キロ。
で、朝6時半ごろに目覚めたんです。目覚めたというよりは、寒さで強制的に起こされた気分でしたが(笑。一応毛布はかぶってるんですけど、車のエンジンは切るようにしてるので、時間が経つとあっという間に車内の温度も下がっちゃうんです。いやはや、ここは本気で寒かった…。骨の芯まで冷え切ったところで出発です(笑。てか、エンジンかけて走ってる方が暖房がよく効くのでね。
目的地の名古屋では友人と10時頃に待ち合わせをしていましたので、それまでに着かないと…。
木曽路(国道19号の長野県区間)は凄いね。一時間くらい延々と両脇が山で谷に木曽川が流れてるっていう地形が続いてる。結構ダイナミックな地形。川幅が広く、山は急斜面。そして全体的に直線的。あと、ポールやガードレール、横断歩道等の道路構造物とかなんだけど、これらを設置している長野県のセンスは賞賛に値するね。普通の白やクリーム色じゃなくて、基本はダークグレー、全部同じ色じゃなくて個々に合った落ち着いた配色が施されていて、景色を見るときに、ガードレールとかが邪魔にならないようになってる。GOOD JOB!
途中ガソリンを入れ、気温0度の区間を走りとおし、木曽路を抜け岐阜県にはいると片側2車線になりスピードアップ。その後、予定通り名古屋に10時10分に到着。距離は記録をとり忘れたので不明。
無事に友人と合流し、名古屋見学。感想だけ書いておくと、名古屋城の金の鯱はまぶしいくらいにキラキラしてた(笑。堀に水がない!きしめんうみゃー。名古屋駅の駅ビルはでかいのにコンコース小さすぎ(驚。地下鉄超便利(羨望。道路が白い!広い!車が多い!と、こんな感じかな。
友人とは16時30分頃に分かれ、次の目的地の京都へGO!しかしね、ここが一人ドライブのつらいところ。眠くなっても起こしてくれる人がいないのね。だから、一宮のコンビニで仮眠。で、うそ!おいおいもう18時じゃん!て感じで目覚めたわけです(笑。岐阜城みたかったのにー…。なので、岐阜に入らずに関が原方面へ向い、京都へ向いました。
途中、ライトアップされた彦根城を見ることができました。城はいいですね。美しいです。いろんな角度から見てみたくなり、車で城の周りを3周くらいしてしまいました(笑。そのまま、湖岸道路を天気が雨ながらも快適に走ることができ、琵琶湖大橋を渡ってみたりして23時30分頃に京都に到着しました。これまでの走行距離が通算490キロ。
この日は京都にいる弟の家に一泊です。
この日は一日中京都観光です。二条城、南禅寺、平安神宮、知恩院、清水寺、そして京都駅。車は使わず、バスと電車でいきました。
昼の12時頃まで弟の家でゆっくりしてから出発。二日もいると、主要な道は覚えちゃいます。道の名前を覚えると、京都はわかりやすいですね。例えば、交差点の名前が「堀川五条」なら堀川通りと五条通りが交わってるところなのね。だから、自分の位置が認識しやすかった。あと京都の道は広いね。五条通りと堀川通り、それと御池通り。この三本がもの凄く幅が広い。基本片側五車線くらい!タクシーがバスに道を譲ってるとか、普通に驚いたし。左側の車線は延々と路上駐車(笑。その次と次くらいがバスとタクシーだらけ。
1号を下り久御山JCTを下から眺め、大崎山JCTも下から通過。この二箇所のJCTはかなり複雑なんだ。久御山なんて田圃の中にでーんと現れるからかなりの迫力。
その後171号で西進し、新御堂筋を南下。新御堂筋って自動車専用道なんだけど絶対的な交通量が多いから結構時間かかった気がした。で、そのまま御堂筋へ突撃!側道2車線、本線4車線、側道2車線、全体で8車線の一方通行なんて東京にもないぞ!凄え!と思いつつ難波まで。御堂筋は立派だと思いましたよ。道として、通りとしての連続性があるし直線的で整ってる。南海の難波駅が古い建物だけど立派であの迫力!
難波を過ぎたあたりで既に15時過ぎ…。どこ行っても全然進まないので、阪神高速に乗っちゃいました。神戸の京橋PAでしばし休憩。どういうわけかこのPAは神戸の中心街に隣接してあるんですわ。おかげで街好きの僕は満足できましたわ。阪神高速3号は全体で眺めが素敵です!
阪神高速から第二神明、加古川バイパス、姫路バイパスはずーっと自専道なのね。しかも加古川姫路バイパスは無料で第二神明も300円と安い。造りと値段が素敵です。
姫路に着いたときは既に17時。まあ当然だけど姫路城は閉まってるわな。そのまま通過するのも悔しいので、大手前公園に隣接してあった温泉に入ってきた。ライトアップした城を眺められる城見風呂もあり(笑。
あとは岡山まで途中1回の道の駅休憩を除けばノンストップ。始めは、次の日の朝市のフェリーで渡ろうと思ってたんだよね。だから、フェリーの発着所がある玉野市まで行ったんだ。でも、そこで暫く考えた。考えた…。考えた……。よし、三大名園の後楽園に行こう!
再び岡山まで戻り(笑、岡山市の近くで明日に備え就寝。これまでの走行距離が通算857キロ。
この日は朝が早い。7時半から行動開始。まず、国宝吉備津神社。本殿の造りが一見の価値ありとあるのだが…、改修工事中じゃねえか(汗。この神社は6世紀ごろ建てられたとても古い神社なんです。
岡山市へ移動し後楽園と岡山城を見学。
ここからは移動時間短縮のため高速を使いました。岡山ICから瀬戸大橋。瀬戸大橋がとても気持ちいいんですよ。ちょうど天気も晴れてきて瀬戸内海の島々を眺めながらの快走!最高でした。
途中、与島PAで休憩。与島ていう島がほとんど丸ごとPAなわけですわ。どこを見ても瀬戸内海が見渡せて、瀬戸大橋も綺麗に望めるんです。ここで1時間ほど休憩。
次なる場所はこんぴらさんです。四国にはいると、トラックが少ないんです。四国って山陽軸みたいな交通主軸がないと思うんです。だから車や人は分散しててなんとなくのんびりした印象をうけました。
金刀比羅宮を参詣。石段のぼったぜぃ!讃岐平野を一望だ!隣でツアー客に説明しているガイドさんの話に聞き耳を立てつつね(笑。ここは苦労した甲斐もあってより達成感があったな。あー絶景かなー。讃岐平野って平野の中にぽこぽこと小さい山がある感じ。参道の入口のあたりで食べたうどんがおいしかった。はなまるうどんとか目じゃない(笑。
高松へ向う途中に丸亀城がチラッと見えた。それと、五色台っていう瀬戸内海を見渡せる眺望地があって、そこに寄って来たわけです。ちょっと空気が霞んじゃってたけど、船とかがしっかり見えて、何より広いんですよ、瀬戸内海って(あたりまえだけどね。広がりがある景色なんです。
高松市の西側にある屋島にも行きましたよ。屋島の戦いのあったあの屋島。今は平野でつながってるから半島みたいなになってる。屋島の周囲をぐるっとまわってきた。景色眺めるどころじゃなくて、道が狭くて焦った(汗。
あとは高松市内をぶらぶらてSATYで少し物資を調達。そのとき既に20時半。明日のために、松山方面へ移動開始。
途中、丸亀に天然温泉があってそこで持間ほど温泉休憩。その後一般道で松山方面を目指すも、走れど走れど、一向に近づいた感じがしない…。うん、そりゃそうだよ。高松から松山までちょうど100キロくらいあって、僕が目指してるのは更に50キロ先ですから…。このままでは着くのが早朝5時とかになってしまう、と直感的に感じた僕は迷うことなく高速利用(笑。 次の日に佐多岬に行きたかったから、なるべく近づいときたかったんだよね。
雨の中、松山まで高速を走り、そこから下道でとりあえず佐多岬半島の付け根にある八幡浜という街へ深夜2時半にようやく到着。眠いぞー。というわけで、これまでの走行距離が通算1264キロ。我ながら凄いな…。
コンビニの駐車場で夜を明かし(笑、朝の8時から出発。佐多岬半島を西へ西へと車を走らる。途中、道の駅があったんです。朝だから営業してないのはわかる。でも…車が一台もいないわ、水道の水は凍結してるわ、霧で覆われて視界真っ白になるわ、強風吹くわで自然の脅威を感じましたね。この時、低気圧がちょうど通過した後くらい。
八幡浜から50キロ走ったところで、先端にある灯台の駐車場に到着。途中から、1台の車とすれ違わないし、ちょっとおっかなびっくりだった。駐車場からは灯台までは徒歩20分くらい。天候が悪かったので、暫く車の中で待機。やっぱり半島の先端だと海の真ん中だから雲が低くて風がもの凄いんだよね。度々、雲の中に入っちゃって視界5メートルになっちゃうこともあったし。でも天気予報ではこの日は雨のち晴れ。絶対に待てば晴れてくると信じ、30分くらい待ってたのね。そしたらキマシタ!雲が切れてきて風も弱くなってきたので岬へ出発。
岬の先端に到着すると270度くらい視界が海!そした、真正面には九州。大分の石油コンビナートの煙突群が見えた。いやいや、感動ものです。最高でしたよ!
駐車場へ戻るときに、岬巡りをしているおじさん達に出会って、話しながら戻ったんだけど、群馬から車で来たって言ったらびっくりしてた。そりゃそうか(笑。
さて、帰りは途中の道の駅(さっきのところじゃない)で軽くお土産を買ってゆっくり休憩。佐多岬半島を縦断する道は半島の尾根を通ってて、本来ならば両側が絶景のはずなんだけど、この時は下の海が見えないくらいだった。この道の駅からも絶景が見えるはずなんだけど…。こればっかりはちょっと残念だったな。
標高が低くなるにつれて視界がはっきりし、遠くがよく見えた。愛媛ってみかんの生産が盛んなことで有名だけど、このあたりの山は麓から頂上まで全てみかんの木。みかんの山だった。そういう景色が暫く続いてたよ。そういうこともあって、結構山の中なんだけどしっかりとした集落が突然現れる感じ。
八幡浜に戻って少ししたところで、猛烈な眠気…。10分くらいだけ寝るつもりが1時間半も仮眠してしまった。まあ、こんなところも一人旅ならではって感じかな(汗。
その後、松山道を使って松山に移動し、松山城へ。この旅行で街中の有料駐車場に停めることになんら躊躇しなくなってたけど、この時県庁の駐車場に停めようとしたら、用件は?て聞かれてびびったわ。なんか県庁に用のある人だけじゃないと停めちゃいけないらしくて、別のところを案内されちゃった。
松山城は小山の上に建つ城でしたね。ロープウェイあったけど歩いてのぼりました。でも10分くらいで着いた。城自体は天守の修復工事をしおり半分覆われちゃってて全容は眺められなかったけど、そのかわり松山市街地を一望できて、凄く満足できた。伊予灘に沈もうとする夕日が綺麗でしたよ。昔の城主も毎日こんな景色を眺めてたんだろうなあ…、羨ましい…。
僕は地理が好きなんで街並みとか景色とかを眺めてるのってホント好きなんですよ。この日行ってきた佐多岬半島が霞んでしまうぐらい遠くに見えたのが結構驚いた。あんな遠くに行ってたんだー、って。
松山市内を少しぶらぶらしてきた。坊ちゃん列車が中心街で豪快に汽笛を鳴らしてたり、路面電車が頻繁に通行する様は関東のどこにもない雰囲気を作り出してたと思う。その後で道後温泉へ行ってきた。時間はこの時18時半ごろ。時間が経つのって早い。道後温泉では道後温泉本館に入ってのーんびり。佐多岬半島で折り返しだからな。大半の旅の行程が終わってしまったと考えると感慨深い。
四国はトラック国道がないからかなり走りやすい。あ、あとこのあたりは、コンビナートがあちこちにあって各地で目にする事ができる。コンビナートの夜景が最高に綺麗!今治まで行って夜のうちに四国を出ることに。もちろん、しまなみ海道。本四連絡橋は、値段は高いが気分がよい。
しまなみ海道って、途中一般道があるので料金を橋ごとに払うことになる。意外にも対面通行がほとんど。節約したんだなあ。その必死さが伝わってくるよ(笑。でも瀬戸大橋のように距離が短いわけでもないから高速道路を延々と一定スピードで走ってるよりは緩急がついて個人的に好きだったな。
あとは、国道2号線で姫路まで一直線。深夜でも交通量の多いトラック国道を走って、やっと本州に来たなって思った。それぐらい四国はのんびりしてたんだよ。本州に比べるとさ。2号基本的に走りやすい。多分国道1号線よりも走りやすい。自動車専用道路の尾道バイパス(無料)に各地に点在するバイパスや立体交差、兵庫県には再び自動車専用道路の姫路バイパスに加古川バイパス(共に無料)。一般道なのにサービスエリアがあるからね、凄いよ。
この日はやっぱり深夜の2時半まで走り続け、姫路サービスエリアで就寝。これまでの走行距離が1730キロ。
9時半ごろに目覚め、行動開始。さて、この日は姫路城に再チャレンジ。白鷺城といわれる世界遺産の城をじっくり見ないわけにはいかない(笑。
美しい、素晴らしいです、姫路城。どの角度から見ても画になる城ってなかなかないよ。城内も複雑な造りで、それだけでも魅了されるね。それに天守からの眺めも最高だった。天気も晴れだったしね。
面白かったのは観光客。海外の人がかなりいた。欧米の方をはじめ、中国人っぽい団体客も。多分日本人より多かった。途中で欧米人っぽい方に写真とってって頼まれてどぎまぎですよ。もちろん英語で。ハイチーズ!で通じるの?3・2・1の方がいいのかな?とかいろいろ考えちゃった。あと、遠足か修学旅行で来たっぽい小学生の団体がいた。広場で集合時間に遅れた児童をおもいっきり怒ってる先生がいて、外国人がなんだなんだ?って顔してたのが面白かった。
その後は明石の日本標準時子午線の碑をみたくて明石の科学館へ行ったら休館やった…。まあ、しょうがないのでここらへんが東経135度かなーっていうところで南北方向を眺めてよしとした(笑。
少しだけ東へ行き、明石海峡大橋のたもとの公園で休憩。世界一の橋はすげーわ。高さや長さもさることながら、つり橋のピアノ線を押さえてるたもとのアンカレイジが超巨大。神戸空港らしき埋立地が見みえます。数多くの船が航行してましたよ。ついでに、ここでも団体客がどどーっとやってきてあっという間に賑やかになったっけ。
後はもう帰るだけ。あー、ここらへんでだんだん寂しさを感じてきた。旅の終わりって感じで。阪神高速を使って神戸、大阪をパスし、生駒から大阪の夕景をみたら誰でも感動すると思う。走りながらだからじっくり眺めたわけじゃないけど、とっても綺麗なんだよ。
奈良県で日が暮れました。少し南下し名阪国道で東へ向います。ここもはっきり言って高速道路なので流れが速いね。なのに全線法定速度の60キロ。法定速度を守っている左車線が60キロで流れ、右車線が100キロで流れることもあるから気をつけないと。速度差ありすぎだからね。でも、本当は90キロ以上で赤キップってことは内緒。